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2014年3月

  • 3SX再生編Part-1

    こんにちは親バカです。3SX再生編です!

    エンジンを全分解して原因を調べてみました。推測ですが、元々クランクケース内に相当量の異物が入っていたと思われるのですが、キャブをFCR、マフラーをレーシングマフラーに変え、これらを変えたショップがセッティングをし、パワーを結構出した為、エンジン内の内圧が上がり、エンジン内に定着していた異物が、動き出し今回の事態になったのでは?と思います。いずれにせよ無茶な事をしたもんです。

    さて、まずはシリンダヘッドとカムをなんとかしなきゃと、駄目元でパーツ検索をした所、な、なんと1ヶだけ有りました!!ラッキーだ♪早速購入。作業開始です。クランクケース、各パーツの完全清掃を行い、全点検後、各部のベアリング、オイルシールを交換しました。

    クランクケース.JPG

    ケース部が終わり、ここで一つ問題が・・・クランクシャフトサイドベアリングのガタがかなり大きい。ピストンピンとコンロッドの異常なカジリはこれか!この部分は、ベアリングの外にカムチェーンギヤがあるので替えれるのか?新品クランクは無いし・・・とりあえず内燃機屋さんを色々探した所、1軒出来るよ!と言う所が有り、コンロッド、ピン、ベアリングを交換、芯出しをしてもらいました。ほとんど新品状態です。素晴らしい!!

    クランク.JPG

    作業再開、ミッションのオーバーホールを済ませ、破れたオイルストレーナーの修理に取り掛るが、ネットが細かすぎて通常の溶接が出来ない。スポット持ってる所探すのが面倒なのでプレートを作り、溶接してみました。

    オイルストレーナー修理.JPG

    下フタを組んでみたら、問題無さそうなのでエンジンを組み上げ、部員二人を招集しエンジンを載せました。若い頃は一人でも難なく出来た作業ですが、我々も、もういい年なので3人掛りでないと腰をやってしまう・・・

    エンジン換装.JPG 

     エンジン換装完了!

    やっとゴールが見えてきました。

    次回は再生完了でアップします。

  • 3SX悪夢編

    こんにちは、バイク部部長の親バカです。

    3SXの続編です。その後3SXは無事完成し、出入りしているバイク屋のツーリングでデビューをしたO君ですが、「走る前にバルブとピストンリング、ピン、B/Gは新品だから、しばらく慣らししてね!」と言ったのに、背中がやる気満々・・・走り出すとえらい開けてるし。おいおいそれ慣らしじゃね~って!と心配しながら後ろから見守っていましたが、41号線を高山方面に向い、道の駅の手前で、いきなりペースダウン!ヘッドから異音と熱が・・・なぜ?とにかく2ケツで地元に戻り、レッサー野賢に軽トラを借り3SXをMyガレージに運び、早速腰上分解作業にかかりヘッドを見て愕然・・・綺麗に焼付いてました。

    焼付きヘッド2.JPG

    ヘッドから下はまったく問題が無く、ヘッドにオイルが廻って無いのだが・・・確かにオイルラインに異物が見られるが、この程度ではこんなに綺麗に焼付かないのでオイルポンプを見るのに、ケースカバーを開けると、ゴミがいっぱい、前回ケースカバーを塗装するためはずした時は綺麗だったのに??オイルポンプを分解したら、ひえ~ゴミだらけじゃ~!更にオイルタンクのストレーナーもパンパンじゃ~どういう事だろう?はぁ~とにかく腰下開けなあかんかぁ・・・

    しょうがないので腰下の分解に取り掛かったが、何これ?

    オイルストレーナー破れ.JPG

    オイルストレーナーを分解するとゴミが超パンパンでネットが裂けていました。気持ちが悪いので清掃後の写真ですが、お風呂の排水ネットのような感じです。

    う~んやっぱオークション購入品はあかんなぁ・・・オークションに限らず古い中古バイク全般だな!過去に、当時バイク部新入部員(免許取りたて)のにゃい2が部長の私に何の相談も無く大手パイクチェーンでR1-Zを買ったけど、なぜかスピードメーターが240キロ表示、しかも走行距離は2万キロ以上。そんなバイクを新品タイヤとオイル交換程度の整備で30万近くで売っている!試乗すると、まったく走らん、止まらん、曲がらない!けしからん素人を騙しやがって!結局その年の冬に私がオーバーホールしました。

    話が横にそれましたが、このようなバイクを買う場合は、かなり信頼出来るショップか、確実に履歴の分かる物意外は、車体、エンジンのオーバーホール前提で買う覚悟で買いましょう。教訓です。

    次回は3SX再生編です。

     

     

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